理想を現実にするダイエットの近道
昔、日本人の家族生活は、主婦が家の主人公で、家刀自(いえとじ)といわれた。
刀自というのは戸主(とぬし、とあるじ)が語源だが、日本では古くは女性が家の支配者だった。
また『源氏物語』など平安文学の中に当時の結婚生活の模様がくわしく述べられているが、それによると多くの場合、男性が女性の許に通婚していた。
源大納言蔭清が藤原忠房の娘を長い間想いつづけて、通婚したという意である。
このように、当時住むというのは男が女の家を訪ねて、夫婦のまじわりをすることだったようだ。
しかし中世に入ると、永続的な同棲生活が多くなって、平安時代のような自由な別居結婚は少なくなる。
そうして、現代の通常の結婚生活は、ご存じのとおりである。
先年、私の研究室で若いサラリーマンの核家族の生活調査をした。
その結果によると、会社が終わってからどうするかの問いに、すぐ帰宅すると答えた夫は第5位で、いちばん多いのは、帰宅途中に飲食店に立ち寄るというものだった。
そして第2位が自分の実家に立ち寄るというのであって、これには驚いた。
おもしろいのは、男の生家を実家と呼ぶ表現は以前はなかったのだが、こうして男にとっての実家が現われたとなると、妻のいる家が虚な産家になったのかもしれない。
さて、家の中で夫の居場所がないといわれる原因には、住宅の面積が絶対的に不足していることもあげられる。
また、それは月給が少なく、自分に甲斐性がないからと、自嘲的にあきらめている夫が多いことも事実である。
しかし、夫が家に帰って来たら、家刀自のように夫をもてなすのが、妻のほんとうの働きというものではなかろうか。
夫の部屋などなくても、夫はそれで十分に慰められ、明日への活力を得て、働く意欲を増すはずだ。
ホテルとかホスピタルの語源は、ラテン語のホスピタリエスで、もてなしのよいとか、手厚く受け入れるという意味である。
住宅は、ホテルでありホスピタルであってほしいものである。
だから、夫は家に帰って、手厚く受け入れられて、もてなしを受けなければならないといってもよいだろう。
もし、いくらか広い家に住めるなら、子ども部屋をつくる前に夫の居場所をこしらえてやらなければならないと思う。
もっとも、狭い家なのに夫の部屋を無理につくる必要はないのだが、せめて夫の座を妻の座と同じくらいにまで引き上げる才覚があってよいのではなかろうか。
それが、現代でいうプロフェッショナル・ミセスであり、すぐれた家刀自といえるだろう。
ダイエット食品など、ひとつずつクリアしていくうちに、『ダイエット食品についてもっと勉強したい』という気持ちになると思いますよ。
優良ダイエットの基礎知識なら、やはりダイエットでしょう。